本質を見抜く力は、人生の経験でしかない!
年度末行事が重なり、またこの時期は家族で始めた畑では、植え替えや苗植えで忙しく、YouTube・blogともに更新がなかなか出来ないでいます。
ここ直近のニュースでは、百姓一揆デモや財務省デモ・多発する山火事、お米やガソリンの高騰・米不足・タイでのビル崩壊・ミャンマー地震など、あらゆる面で世界的にみても、問題が表面化していますね。

人々の心も白黒はっきりさせたい!国民が苦しいのに、何故?何も対策をしないのか?何故?何故?と感情的にものごとを捉え、紛糾しているのが今の日本です。
これらは、2025年の月の配置でも陰陽版でも出ていますが、あと数週間もすれば、今度は表にはっきりとした状態でどうなっていくのか明確化してくると思います。
せっかくなのでここで、私が伝えたい事があります。
何故?今頃になって多くの人々が氣付くことになったのでしょうか?氣付くタイミングは幾らでもあったはずなのです。
コロナが始まった2020年に世の中のおかしさに気づいた方もいますし、3.11の時に気づいた方もいます。
コロワクやマスクの強要のおかしさに気づき、本質はウィルスが問題ではなく、自由を奪い・命さえ奪うような計画では?と気づいた方もいます。
しかし、大半の方は、ここ直近で気づいています。それは、偶然ではなく、ある意味必然とも言えますが、気付くタイミングがあまりにも遅かったとも言えるのです。
争いを好まない・争うよりも和を保ち、平和な道を歩む日本人の民族性もあり、また海や山に囲まれ、食の奪い合いもなければ、土地の奪い合いもない為に、常に争いとは無縁の国なのです。ですから、危機察知能力が他国よりも低いとも言えます。
縄文時代のように狩猟をすることもない現代では、命の危機に鈍く、五感が研ぎ澄まされていなくても、生活ができるまでに豊かになってしまったことで、直感や五感で感じにくくなっているのです。

今日は、ニュースで賑わしている農業の問題を取り上げたいと思います。
・農家さんの時給が安い!農家の高齢化が進んでいる!温暖の気候により、米の収穫量が減っている。
温暖化?寒冷化の議論はここでは別として、田んぼの水温が高くても、お米が出来ないと言う課題もあり、ここ数年、稲が暑さに耐えられなくなっているのは事実あります。(農家の父からの話)
また、海外にお米を売ってしまう問題は、私が知る限り10年位前には起きていたことで、その背景には食卓にパン食が進み、ご飯を食べる量や回数が減り、米農家さんもお米の収入が減ってしまうと、大きな収入源にはならない為、バイヤーを通してお米を輸出した方が稼げるので、その形をとっていただけなのです。
それが、今になって、お米がない!お米が高い!と言われても。。と困惑している農家さんもいられると思います。皆、生きていく為、生活していく為に必死なのです。
また、お米の値段が高いと言われていますが、肥料も高騰し、稲や苗も値上げ・稲刈り機・トラクター・重油・脱穀機・保管倉庫等、あらゆるものが高騰している中、お米の値段は変わらないというのは、農家さんにとって死活問題でもあるのです。時間と労力を考えると、今までの値段は妥当とは、到底言えない安さでもあるのです。

稲狩りだけの収穫体験だけでなく、最初から最後まで稲作の手伝いをされた方なら、どれだけ大変な作業かお分かりになると思いますし、今までの値段が安すぎると言う意見に納得されると思います。
(また、中抜きの問題は、話しが長くなる為、今回は記載しません。)
昭和・平成時代は、大量生産・大量消費の時代でしたので、最盛期には、早朝4時過ぎから野菜をもぎ始め、昼ごはんを食べてる時間もほぼないまま、急いでご飯を食べ終え、休憩する暇もなく20万~30万本のキュウリを30度以上のハウスの中で、中腰の状態で大汗をかきながら、もくもくと作業を続ける。
*一般の方には知られていないですが、きゅうり一つとっても、7~8種類のサイズがあり、スーパーなどで並ぶのは一番品の良いAやBで、他のサイズは目にしたことが無いと思います。
作業が終われば、サイズごとに仕分けして、段ボールに詰め、トラックに20キロ単位を手作業で運ぶ。
この作業をしながら別の班では、午後のきゅうりが大きくなっているので、またひたすらハウスでもぎ続ける。仕分けから段ボール詰め、トラックに運ぶまで、一連の流れが終わる頃には、19時を超えている。

クタクタで言葉も出ない中、夕飯を食べる。あまりに疲れてくると、疲労でご飯さえ食べれない時もある位、身体を酷使しながら数か月、一日も休むことなく続く。稲作時期も加わると相当ハードな日々が続く為、農家さんの疲労もピークに達してくる。
野菜・酪農は生き物だからこそ、今日は体調が悪い!腰が痛くて歩くのもままならない!といっても、半日休むとか、一日休むなど待ってくれないのです。
この他にも定期的に厳しい検査・病気をいち早く見付ける為の目視作業・大会などもあり、いかに美味しくて、良いものを作れるのか日々努力の世界でありますので、家庭菜園の延長の考えで、自然農で収入を得るんだ!と意気揚々に新規参入する方がいますが、その大半は厳しさのあまり、突如辞めてしまう。放置したまま辞めていくという問題もあり、農家さん達の中で、問題視されてる面もあるのです。
天候や台風などの被害によっては、今年の収入が一気に無くなってしまうリスクが高い面もあり、機械やトラック・ハウスの資金繰りは厳しく、この点は、規模によって、国の補助金を受けれる農家さんばかりではないので、非常に経営は厳しいのが現実だと思います。

例えるなら、トラクター一台。1000万~2000万と高級車。ハウスは規模にもよりますが、収入を維持していくには、約3000坪以上のハウスが必要ですので、会社員の給料で賄わないと資金が調達できないと言う、とんでも発言をされていた方がいましたが、あまりにも無知な人の発言だと感じています。
また、農家不足の解決法として、たくさん収穫した農家さんには報酬を国が出してあげる!
そうすれば、遣り甲斐もあるし、大量に作るのでは?と安易な考えを話していた方もいられたのですが、路地野菜とハウス栽培によっても違いますし、大量に作るには土地を増やし、スタッフも必要になります。天候や温度・土地・土壌によっても左右されますが、作ったことがない!やったこともない。関わったこともない方が話すことで、安易な先入観を生み出してしまう結果にも繋がってしまうのです。

日本人のほとんどが農業をしていた時代とは違い、現代では、より正確性や綺麗さを求めてきた挙句、農薬は善とされ、消費者の有機への意識が薄く、未だにオーガニック商品の消費が0.8%と言うアンケート結果が出るように、意識が低い面があります。虫食いや形が少しでもいびつであると、見た目が良くない!虫なんかついて、どうするんだ!とクレームが多発し、生産者としてはより神経を使うようになった経緯もあり、今では、真っすぐで綺麗な形の野菜しか置いていないのが現実です。
同じに育てていても、双子がいたり、太っている・痩せてる、丸まってしまったり、曲がってしまう野菜ができます。
人間も同じで、同じ人間だけど、色んな人がいて、みんな違う。みんな違うのにその違いが、おかしく見えたり、違いを認められなかったり、違っているより、同じの方が安心だと感じてしまう。
私たちにとって、食と農は命と直結しているからこそ、この問題を軽視することなく、農家さんを守る必要もありますが、その一方で重労働、収入の危うさ・土地の問題もあり、参入決断しにくい分野でもあります。
だからこそ、AIを上手く活用しながら、必要に応じて無人トラクターや腰を痛めないスーツ・ロボット機械を使っての収穫は必要性を感じる部分もあります。
これを言うと、手作業が一番!DS・外資に乗っ取られると言う方がいますが、そこは冷静に判断する必要があると思います。
ただ、人によってはお金に目がくらみ、土地を手放してしまい、あれよあれよと言う間にメガソーラーや大型倉庫が設置され、森や自然が破壊され、災害が起きた時に後悔するなんてこともあり得ます。
ただ、大半の農家さんは高齢で体力的に大変でも、経済的に厳しい時があっても、それでもご先祖様が、代々守ってきた土地を容易く手放すような事はしないと思います。
また、手作業の労力・時間・人手はどこから、生み出すのでしょうか?
携帯やパソコンが当たり前の時代で、今や生活する上で欠かせないアイテムなのに、農業はいつまでも発展せず、縄文や弥生時代のままで、手作業こそが農業だと思うのはおかしな話です。
(趣味で仲間と自然農・機械を一切使用しない作業を共有するのと、市場へ提供するのを一緒に考えては無理があるのです。)
2030年以降、世界的にみても農薬を約半数は減らし、有機農法・大規模農家へ移行・AIロボットの活用・例えば腰の負担軽減スーツの導入・無人トラクター(実家で何年も前から使っていますが、みんなが憶測でイメージするような危険性は今まで一度もなく、作業労力が楽になったのです。(体験談)・若者が法人にて農家へ参入など、あらゆる面で改革されていきます。
しかし、現段階のロボットでは、まだまだ人間のように細かい判断・臨機応変にはできないのが現状と聞いています。(進化した先にどうなるかは?まだ未知の領域ですが、進化はまだ先の先の話で、AIに人間が支配されるような世界は来ないと思います。)
この一つに五感(第六感)や直感力を持ち、感情を持ち合わせて、話すことが出来るのは人間しかいないからです。そして、愛情を育てている野菜や果物などに与えることができるのは、人間しか出来ないからです。愛を持って育てると、野菜もその愛に答えてくれるのです。

何でもそうですが、分からない事、知らない事は、恐怖や支配されるんじゃないかと、考えがちです。
世の中全てが悪ではなく、白と黒の半面づつあり、新しい時代への過渡期だからこそ、反発があったり、問題点が上がりやすいのです。
国を動かしていく裏には、昔から陰陽士がついています。陰陽士は、占いのように思われますが、古代から緻密な計算のもと、過去・先の時代までも読めるのです。経営者・政界などあらゆる場面で使われていると言われています。
その背景のもと、今の経済を動かしているのだとしたら、何事も表と裏があり、どちらか一方をみていても、答えは出てきませんが、両面みて初めて何が真実なのか?みていく必要もあるのだと思います。

最後に百姓一揆デモですが、このデモは全国の農家さんは知っているのでしょうか?
何故?苗植えなど、忙しい時期での開催なのか?施行と関連があるのか?
何故?年度末なのか?何故?立憲・共産・れいわの議員と関連して開催されたのか?
あの農家さんたちは大変な状況の中、移動費は相当掛かると思いますが、どうされたのか?政治利用されることは無いのか?
等々、他にもありますが、皆さんは、どう思われたでしょうか?私の要らぬ疑問ならいいのですが、裏と表あっての世界。いつも先を読む力も大切と思います。

【今日のメッセージ】
時代を変えていくのは、一部の支配者によって動かされるのではなく、庶民の努力とアイディアで新しい文明が訪れる。