損して得取れではなく、尊して徳を積め(とれ)!

2025年07月01日

 6/30日は大祓(おおはらえ)日本古来の神事であり、6月30日と12月31日に行われますが、読者の皆さんは神社に行かれましたか?

半年間の罪や穢れを祓い清め、新たな気持ちで日々を過ごすための儀式ですので、ぜひ足を運んで頂ければと思います。

今日は、【尊して徳をとれ(積め)!】についてお話ししていきます。損して?の損に違和感がある為、私はあえてこちらの漢字を使い、説明していきます。

 自分の事ばかりではなく、相手を思いながら行動を積み重ねていくことで、目には見えていないけれど、小さな徳を積んでいく。小さな徳はやがて大きな徳となり、自分が本当に困っている時、助けが必要なときに必ず誰かが見ていて、また見守っていて、絶妙なタイミングで助けてくれる。

徳を積むと言うのは、何も自分を犠牲にしてまで、相手に尽くすことでもなく、良い人と思われたいからと行動するのではないのです。

単純に、思いやりを持って行動することです。そこに損とか得とか考えず、行動できる人のことです。

頭の中でこれをすれば、自分が得するな~!とかあの人と行動すれば、得するかも!逆に損するから関わるのをやめよう!と自分の中で基準を作り、お金でしか物事を見れない人もいます。

損得勘定が得意な人は、もちろん世の中に大勢います。

しかし、年を重ねれば重ねる程、損得勘定で動いてしまう人ほど、惨めな姿はないと思うのです。

 幾らその人が良い人でも、ベテランであっても、旨味がないとビジネスができない!とか旨味がないと、その人に挨拶もしない!とか、人間性がそこにあらわれるのです。

私は人脈が人を成長し、人脈が人を動かし、人脈が人を作り、人脈が誰かを助け・また助けられ、まちや社会さえも変えていくことに繋がっていくと、身を持って感じている場面に何度も遭遇しているし、経験しています。

人脈がなければ、講演会一つとっても、人が集まらないし、何かお願いをするにしても、人との繋がりがなければ、お願いを引き受けてくれる人もいないのです。

誰かの思いに答えたい!貢献したい!と口に発していても、そこに想いがなければ、相手を動かすこともできないし、表面だけの人間であると、いずれどこかのタイミングで、みなにバレてしまうのです。

 何度もblogで書いていますが、今の時代は、表が裏へ、裏が表の世界に移行している期間でもありますので、上っ面な言葉や行動は、バレてしまう時代なのです。

ごまかしや、力で握り潰したり、紙幣をちらつかせ管理してきた時代は、もう終わりを迎えるのです。

特に、権力社会(ピラミッド社会)にどっぷり違和感なく、また居心地よく過ごしてきた方は、今の混乱・混迷した社会の中で、生活していく事に、猛烈な窮屈さを感じていると思います。

また、まだその権力が絶大であり、庶民や自分の家族さえも管理できると思い込んでいるのです。

お金があれば、何でも解決してきた。お金さえあれば、どうにかなるとか。確かに紙幣社会は終わりがない限り、お金=安定・生活ができます。

 お金があったとしても、食料を買いたくても、その食料がスーパー等になければ、お金など何の意味もなさず、空腹となるのです。もし、何か大きな出来事が起きた時、輸入がストップしてきて、原油が更に高騰、もしくはストップした時、お金があったとして、果たしてその紙幣に何の価値があり、何ができるでしょうか?いざとなったら、お上が助けてくれる。そんな幻想を抱きながら、空腹を我慢し、待ちの姿勢で過ごすのでしょうか?

毎日、当たり前のように、食料や衣類・生活品が溢れるばかりに店頭に並ぶことが、当たり前ではないのです。昭和のような大量消費・大量生産の時代はもう終わっているのです。

今の経済・世界の動向をみながら、私たちは生活を送り、自分たちでできる智慧を蓄え、繋がりの和(輪)を創っておかなければ、いざ何か起きた時に、何も対処できない位、骨抜きになってしまうのです。

戦中・戦後は、貧しいながらも田畑があり、家族でお米や野菜を作り、飢えをしのぎ、生き抜いてきましたが、今は、田畑の農作業ができる日本人は少なくなり、智慧も地域の繋がりも絶っている人も少なくありません。自分主導で、自分さえ助かればいい、自分さえ良ければ良いという時代になってしまい、また核家族化するように仕向けられ、徐々に孤立させてきた背景もあります。

今、私たちに問われている課題は、【つながり】をもう一度見直しなさい!と言われているように私は感じています。

仲間と繋がるでもいいし、地域の繋がりでもいいし、好きな趣味で繋がるのもいいんです。とにかく互いに助け合い・繋がっていき、情報を共有していく。そして、何かあったとき、互いに助ける!その精神が今、問われているのです。

そして、私がいつも伝えている、【今、この瞬間を大切に生きる】この氣持ちを持って、日々を過ごていく。

経済が混とんしていけばいくほど、生きる活力や希望は湧きませんし、氣持ちにゆとりなどありません。

だからこそ、自然へ還る時間を大切にしてほしいと思うのです。

いつだって、自然は正直で自然は、私たちの身体と心を癒し、浄化し、本来の自分へ戻してくれます。

これから、夏シーズン。海や川でアーシングしたり高原へ出掛けて、ぼーっと過ごす。

何もしない。ぼ~っと過ごす時間が退屈だと思わず、ぼ~っと過ごす時間は脳を休める大切な時間なのです。

ぜひ、リトリートを日常の生活に取り入れてみてくださいね。

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