ストレスを回避する為に、必要なのはリトリートです。
現代の社会は、数十年前と比べてみた時、どんな社会になっていますか?
物は数多く溢れ、今や手放すことが出来なくなっている携帯やカードの普及でお札を持っていなくても買い物もできるような便利な世の中になりました。
人と人との繋がりの面ではどうでしょう?
私がまだ幼かった30年以上前は、小さな商店やまちの本屋さん・駄菓子屋があり、大手のお店よりも商店に需要があり、賑わっている時代でした。
また、子も達も公園で遊ぶことよりも、森で自分たちの隠れ家や秘密基地を作ったりして、子ども達の世界を存分に楽しんでいました。

そこには、おもちゃがなくても、子ども達自身で遊びを生み出し、お兄ちゃん・お姉ちゃんたちが、小さい子たちの面倒を見ながら遊ぶ風景があり、また近所のおばちゃん・おじちゃんも、子ども達を見守りながら、畑作業や家事をしながら、声掛けをしてくれる。
まさに、人と人とが密接に関われる時代でした。時には厳しくおじちゃんに叱られる事もありましたし、また、褒められる事もあったりして、自然と人間関係が構築され、生きていく智慧を学んでいくプロセスがありました。社会人になってからは、その学びの引き出しを能力として発揮できる環境が備わっていたのです。
例えば、自ら考える力であったり、自ら表現する力に結び付いていきます。
上司から指示されたことだけを、やる事は簡単です。
しかし、何かを想像しアイディアを出し、自らの意見を主張することは、幼い時の経験や体験から自然と学び習得していきます。
経済的な豊かさがあるにも関わらず、心の豊かさ度が2024年日本は51位で、主要7カ国(G7)の中で最下位となりました。
また、G7の中で自殺者数がトップで、2020年では「10~19歳」が763名(7.0)及び「20~29歳」2415人と最も高く、全体的には女性よりも男性の方が10倍近く高いのです。
何故?先進国と言われているこの日本で、若者の自殺者がトップで、若者が2215人も亡くなっているのでしょうか?
何故?心の豊かさ度が先進国なのに、最下位なのでしょうか?
この問題は、この先の日本の未来にも非常に響いてくる問題だと言う事を、一体どれだけの人が気づいているのでしょうか?

私は過去に子ども達を指導していた中で、自殺未遂や自殺願望がある子を指導していた経験があります。
一人は、夕方になると死にたい!死にたい!と口を開くたびに言葉を発し、母子家庭でお母さんは、日中以外にも夜アルバイトをしながら、必死で家計を支え、働きづめの毎日を送る生活の中で育った子でした。面倒見も良く、周りの気持ちを汲み取れる、お母さん思いの子でした。
しかし、いざ自分の事となると、自己肯定がとても低い子だったのです。
すぐに、自分はダメなんだと諦めるというより、投げ出してしまう面があり、その積み重ねの結果、死にたい!生きてても仕方ないと不安感もあり、たった9歳の子が放つ言葉の背景には、自己肯定感の低さとコンプレックスからきている言葉だと当時感じていました。
また、ある子は非常に複雑な家庭環境から、受け入れることが出来ない家庭事情が重なり、その結果、自分を守る為に嘘を付く。小さな嘘から始まり、段々と解離性同一性障害などの症状が出始め、そして心が耐えられなくなり最終的にはリストカットし、自分のカラダを傷付けてしまう。
この子は少し幼いけれど純粋な心を持ち、周りに元気を振りまき、下級生の面倒をよく見てくれた心の優しい子でした。
けれど、自己肯定感がとても低い為、何か作業をしていても途中で投げ出してしまう。何か誰かに指摘を受けると、そこからプラス思考に持っていくことができず、落ち込んだまま、最終的には『もう生きていてもしょうがいない。』『私なんて。。』と口ずさむことが多く、物事を肯定してみる事ができにくい子でした。
最後の子は、この子も家庭の事情で父親が亡くなってしまったことで、感情が不安定な状態が続く中、突然2階の踊り場から突然ジャンプし、大人の目を引く突飛的な行動をしたのです。
高さはそれほどなかった為、擦り傷・打ち身程度で済みましたが、この子も自己肯定感が低い点と孤独化していたと言う共通点があったのです。
他にも学生の頃から児童養護施設でボランティアをしてたこともあり、そういった子たちと関わる事が多かった経験もあります。
家庭環境が全ての原因ではなく、社会構造であったり、誰かひとりでも大人が気にしてあげる!認めてあげる!心配してあげる!あなたという存在を認めてあげる!その積み重ねがあれば、必ず自己肯定感は増していくと思います。➡実際、指導する中で実践してきた経験があります。
ここで大切なことは、『自分自身を褒めてあげることです。』
ある調査で、若者へアンケートをした結果、日本は最も自己肯定感が低いという結果があります。

自分が必要とされていないと感じる!将来の目標や夢が持てない!人に誇れる個性があると感じない!
一見驚きの事実ですが、私自身もかつては、自分なんて必要とされる人間なのか?誇てる個性があるほど、自己肯定感が決して高い人間ではありませんでした。
日本と他国との大きな違いは、日本では周りの目や世間体を気にする文化というか特質があり、どうしても周りに迷惑を掛けてはいけない。世間さまに迷惑を掛けてはいけないと育てられる子が多いと思います。
それが全ていけないのではなく、周りや世間体を気にするあまり、何か?夢があっても世間体を気にする!個性を出したくても、周りの目が気になる。と知らず知らずのうちに我慢が蓄積していきます。
また、ハグの文化もありませんので、ハグして愛している!と言う習慣もありません。
言葉だけではなく、ハグや手を繋ぐことはとても大事で、スキンシップは、安心感や幸福感を感じることができるのです。
愛されているんだ。自分を受け入れてくれる!自分を認めてくれる人がいる!と実感できるツールでもあります。
ルールに規律正しく従い、自分の気持ちを主張することなく真面目に働き、周りの目を気にしながら生活を送る。
また、現代では核家族化の施策により、孤立している若者や高齢者も少なくありません。
これが、日本の特徴でもあります。
もし、生きている事が辛く苦しくて、あなたの心を受け止め、認めてくれ必要としてくれる実感を感じる事ができたのなら、どんなに苦しくても自ら死を選択することは無かったと思うのです。
自己固定感とは、自分は愛されているんだ。自分は誰かに必要とされているんだ。自分の良い所も悪い所も受け入れ、自分自身を赦し愛することができる人であると思います。
しかし、実際は、この日本社会では、又、教育も含、周りと比較し、厳しいルールの上での勉学。
周りの目を気にして、個の特性も含め、認めてあげる教育であったのなら、今のような社会になってはいないし、子ども達が死を選択する悲劇は避けれたのかもしれません。

今は、時代の過渡期となり、風の時代に入っていくことで、個の時代に12月頃~移り変わっていきます。
風の時代は、ある意味厳しい社会にもなります。個がしっかり確立していなければ、流される所か吹き飛ばされる社会へ変革していきます。
今後、社会経済もより一層厳しくなり、今まで通用してきたこと、見逃してきたことが全て明らかに表に出る時代になります。
その時、必要になってくるのは、私たちの意識の変革です。
『今、気付いている人は、何が今後、必要とされる社会になってくると思いますか?』
それは、『人間としての心の豊かさです。』
現状、私たちは紙幣に価値があると支配され生活を送っています。これは、紙幣に価値があるとこの世界を創ってきた人たちによる、社会構造の中で生きてきたからです。
生活の為にお金が第一で、お金で何でも手に入るような時代ですが、その社会構造には限界が起きつつあります。

人口が減少していく中で、様々な問題に直面し、モノの価値から人への価値へと変わっていきます。
また、地球に対してこれまで私たち人間がしてきた、山や森を伐採し続けた結果、自然が破壊され、動物たちの住処がなくなってしまったり、人間の貪欲までの欲により、動物の命を頂く為に、おぞましい生育状況など、動物たちを犯してきた事実もあります。

地球あってこそ、今の私たちが存在している!そのことを私たちは忘れてはいないけれど、あまりにも地球を大切にしてこなかった。
当たり前に地球が存在していると思ってしまっていたのです。

人間も同じで、人を大切にする仕事環境・人を大切にするモノの価値・人を大切にする教育へと変革せざるを得ない時代と変わっていきます。
だからこそ、ココロの豊かさに必要な『リトリートを日常に…』なる社会へと変化を遂げていきます。

既に海外では、マインドフルネス瞑想を会社に取り入れ、仕事の向上に結び付いたり、集中力やココロの安定感に繋がったり、ニューヨーク市では、幼稚園から高校まで、毎日2〜5分間の「マインドフルネス呼吸法」を義務付けています。他市でも既に取り組みを行っています。
●ココロの繋がりを取り戻していく。
●本来の自分へ戻っていく。
●ストレスや不安に負けない心を作るための修養法。
セルフプロデュースlessonでは、学び×リトリートlessonモニターを3名募集しています。
来年1月~平日午前コース木曜または、金曜で週2回にて、ヒーリング瞑想+呼吸を重視したヒーリングストレッチ+ヒーリングノートの学び+自然食ランチ付き
週1日は場所を変更し、学びリトリートで、カウンセリングとヒーリングノート作成lessonをします。
場所は、新宿から小田急線40分の秦野市内の一軒家cafeまたは、他cafeスペースで開催します。
ぜひ、この機会にリトリートを知って頂き、一緒に学んでいきませんか?